外壁の色に失敗すると、10年は元に戻せない
外壁塗装は、色褪せや経年劣化した外壁を元に戻す工事です。10年~15年の周期で塗装するのが一般的であり、そのタイミングで外壁の色を変えて新築のような雰囲気にできると、塗装の満足度が高まります。
突然ですが、外壁塗装の色選びに正解はあるのでしょうか?たとえば、人気のベージュか灰色を選べば、何も問題は起きないのでしょうか?
実際に外壁塗装の色選びには、目安はありますが正解はありません。劣化状況、ドアや雨樋の色合い、周囲の建物との調和といった条件を加味して総合的に判断する必要があります。
各塗料メーカーのカタログには、“標準色”があります。
住宅の色としてまず間違いのない、実績のある人気色ばかりを30〜40色ほど集めたものです。
もちろん好みの問題はありますが、標準色の中から選べば、奇抜な色に仕上がる心配はまずありません。
一般的に見ておかしいと思われる色は入っていませんから、安心してお選びいただけます。
ちなみに流行を意識するなら、最近の傾向では淡い色が人気です。
隣家との距離が近ければ、正面は濃い色でも側面は明るめにすると良いかもしれません。
あくまで気遣いの範疇になるのですが、お隣さんから見える窓の外の明るさ、暗さがかなり違ってくる場合があります。
施工不良によるトラブル
外壁塗装や屋根塗装の施工不良が起きる理由は、必要な作業を怠ってしまったことが1番の原因になります。
工事の工程はさまざまな作業を行いますが、そのすべてが最終的な仕上がりに繋がっていきます。
その作業も欠かせない工程の一部ですが、認識が甘くなってしまうと施工不良につながってしまいます。
施工不良と言ってもさまざまで、職人の技術や知識不足が原因で起きてしまう場合と、故意に作業を省いたために起きる場合では、まったく意味が異なります。
例えば、下地の状態があまり良くない場合でも、修繕の方法が塗装しかない場合も考えられます。
その場合には起こりうる症状を説明したうえで施工を行いますが、やはり下地の状態によっては剥がれなどが起きてしまいます。
塗装業者の都合で起きる施工不良は問題外ですが、高い費用をかけて行う外壁塗装や屋根塗装では、職人の施工技術の差による施工不良も避けなければいけません。
ご近所の人とトラブル
外壁塗装は嫌な匂いが発生します。
その匂いは自宅だけでなく、近所まで多少漂います。
事前にご近所の方に挨拶をしないと、洗濯物が干せないなどの苦情が寄せられ、トラブルに発展します。
業者に任せるだけでなく、近所の方には挨拶に行きましょう。
優良業者を選ぶと、キチンと礼儀正しい挨拶や、清掃なども行う姿が見れることで、ご近所の方にも評判の業者となります。
その業者を選んだあなたに対しても、ご近所さんから良いイメージが集まり、今後もご近所さんと良好な関係を保ちつつ生活を送れるようになるので、外壁塗装をする場合は必ず優良業者を選びましょう。
見積もり書が安いだけの業者を選んで失敗
外壁塗装は業者に頼むべきとご紹介しましたが、選ぶときは信頼できる業者を見極める必要があります。
よく起きる失敗例が単に見積書が安い業者を選んで起きる失敗です。
見積書が安いからといってすぐに依頼せずに、なぜ他の業者よりも安いのか、信頼できる業者なのかを確認してから依頼しましょう。
実際に複数の業者さんとお話しをしてみると、その違いをハッキリと感じてもらえるのですが、悪徳業者などに捕まってしまった場合は、うわべだけの優しさに騙されてしまうことも…。
悪徳業者は、契約を取りたいがためにあなたへ優しくしている場合もあるので、自分たちのお金を稼ぐためにあなたと向き合っているのか、あなたとお家を本当に良くしたいと思って向き合ってくれているのかを、見極める必要があります。